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心理療法・その基礎なるもの 混迷から抜け出すための有効要因 [ スコット・D.ミラー ]

   

 


 

 


混迷から抜け出すための有効要因 スコット・D.ミラー バリー・L.ダンカン 金剛出版シンリ リョウホウ ソノ キソ ナル モノ ミラー,スコット・D. ダンカン,バリー・L. 発行年月:2000年07月 ページ数:214p サイズ:単行本 ISBN:9784772406574 市橋香代(イチハシカヨ) 1991年岐阜大学医学部卒業後、湖南病院、市立長浜病院小児科、大垣市民病院小児科を経てヒューストン・ガルベストン研究所勤務。

著訳書に『医療におけるブリーフセラピー』(金剛出版)分担執筆、『ナラティブ・セラピーの実践』(金剛出版)共訳、『老人と家族のカウンセリング』(金剛出版)共訳 舟木順子(フナキジュンコ) 1996年関西学院大学文学研究科博士課程前期修了(心理学専攻)。

現在は大阪大学医学部付属病院神経科精神科、臨床心理士 曽我昌祺(ソガマサヨシ) 1972年関西学院大学文学研究科博士課程修了(心理学専攻)。

住友病院心療内科心理療法室勤務を経て、現在、関西福祉科学大学教授(臨床心理学)、関西学院大学大学院、及び神戸女学院大学非常勤講師。

大阪府臨床心理士会理事。

著書に『臨床心理学への招待』(ミネルヴァ書房)分担執筆、行動療法ケース研究『登校拒否II』(岩崎学術出版)分担執筆、『こころの日曜日1,3,4』(法研)分担執筆、他 内田郁(ウチダカオル) 1982年滋賀医科大学卒業後、京都音羽病院耳鼻科勤務、滋賀医科大学耳鼻科非常勤講師(心療耳鼻科専門外来を担当)を経て、現在、水戸市にて父親の耳鼻咽喉科医院を継承。

関西ソリューションセラピー研究会発足当時より会長を務める。

著書に『医療におけるブリーフセラピー』(金剛出版)分担執筆 浜田恭子(ハマダキョウコ) 米国NLPTM認定トレーナとして全国で研修会を開催。

大阪、心斎橋で、1991年カウンセリングルームCo・koroを開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 バベルの塔にとりこまれてー今日の臨床理論と実践の現状/第2章 バベルの塔から抜け出すためにー心理療法実践のための統一言語の構築/第3章 心理療法において称えられることのないヒーロー達ークライエントと偶然の出来事の治療結果に対する貢献/第4章 カール・ロジャースの肩の上でー治療結果に対する治療関係の貢献/第5章 変化への希望ー希望、期待、プラシーボが心理療法の結果に果たす役割/第6章 「神さまからの贈り物」ーあるケースの実例/第7章 構造と新奇性ー心理療法の結果におけるモデルとテクニックの役割/第8章 人生を手に入れるーあるケースの実例 心理療法アプローチは劇的に増え、さまざまなモデルや方法論がセラピーの本質とそのプロセスを語るために特有の言語を使用している。

その結果、聖書に描かれるバベルの神話のように治療学派間での混迷は深まり、クライエントと共有されるべき言語も忘れ去られている。

本書はこうした現状を超えるために、心理療法の根底に流れる『基礎なる』有効要因を明らかにし、その実践方法を説いた刺激的な臨床実践書である。

治療モデルの相違点ではなく、類似点に注目し、フロイト、ロジャース、エリクソン、バリントなどの古典的文献と、ランバート、オリンスキーらをはじめとする最新の臨床研究、そしてクライエントが回復していく過程とを重ね合わせることで、各セラピーに共通する本当の有効要因に迫る。

それは、単なる統合アプローチでも、新奇なアプローチでもない、心理療法全域に普遍なものである。

ここから導き出された実践方法は「クライエントはいつ治っているか」「セラピーはどう効いているか」「セラピストはいかにふるまえばいいのか」といった具体的な知識であり、流派の枠を越えた、クライエントに向き合う本来のセラピーを現実化するものである。

本 人文・思想・社会 心理学 心理学

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